TOEICの概要:試験日程や当日のスケジュール、出題形式や内容など。

このページではTOEICの日程や当日のスケジュール、さらに出題形式や内容をまとめています。

TOEICの勉強を始めるに当たり、まず最初にやっておくべきこと。
それはTOEICを知るということです。
どういう試験なのか、その概要を分かっておかないと戦略や目標は立てられませんからね。

そこで、まずはTOEICという試験がどういうものなのか、このページで概要を把握してください。

TOEICの年間の日程

TOEICは1年に10回実施されています。
実施されるのは1月・3月・4月・5月・6月・7月・9月・10月・11月・12月です。
簡単にいうと2月と8月以外ですね。

詳しい日程はこちらのTOEIC公式サイトでご確認下さい。

TOEIC試験当日のスケジュール

TOEIC公式サイトによると試験当日のスケジュールは以下の通りです。

11:45~12:30 受付
12:35~13:00 試験の説明・音テスト
13:00~15:00 試験開始~試験終了
15:00~15:15 問題用紙・解答用紙の回収
15:15(予定) 解散

13時スタートということで昼食を済ませて眠たくなる人もいらっしゃるかと思いますので、食べる量や時間などを工夫する必要があります。
僕は、食べる時間を早くして少し昼寝をするようにしています。
少しでも寝ておくと2時間フルに集中できるので。

こういった点は普段から色々試してご自分に合った対策を立てておきましょう。

試験当日のスケジュールに関する注意点

さらにTOEIC試験当日のスケジュールに関して、公式サイトにはこんな注意書きもあります。

※12:30までに受付にお越しいただけない場合は受験できません。
※12:30以降は休憩がありませんので、お手洗い・ご用件は事前にお済ませください。

1つ目の注意点は遅刻したらダメということ。
これはTOEICに限らず、どんな試験でも遅刻したら受験できなくなりますから、当然といえば当然です。

ただ、2つ目の注意点にあるように、12:30以降はトイレに行けないということなので、これは気をつけたいですね。
試験中だけでなく、12:30以降、つまり試験開始30分前からトイレはダメというところが要注意。
トイレが混むこともあるので、早めに済ませておく必要があります。
トイレに行きたくなると集中力も落ちてしまいますので、実力を100パーセント出すためにこの点も注意しておきたいですね。

TOEICの出題形式と内容

TOEICは全て4択のマークシート方式です。
どの問題も英語で出題され、いっさい日本語は使われません。
リスニングの問題も英語で1回読み上げられるだけなので、しっかり集中して聞き取るようにしてください。

出題内容はリスニング(聞き取り)とリーディング(読解)で、リスニングが100問・45分間、リーディングは100問・75分間となっています。

具体的な出題内容は以下の通りです。

リスニング

【Part1】写真描写問題(6問)

1枚の写真に関して4つの説明文が流れ、写真を最も的確に描写しているものを選ぶ問題です。
説明文は5~10語程度の短いもので、あまり難しい単語も使われません。
一番最初のパートで、しかも難しい単語は使われないので、確実に正解して流れをつかみたいですね。

【Part2】応答問題(25問)

1つの質問文とそれに対する3つの応答文が流れ、質問に対して最もふさわしい答えを選ぶ問題です。
質問文も応答文も問題用紙には書かれておらず、音声のみを聞き取って答えます。
問題用紙に質問文や応答文などの視覚的なヒントがなく、純粋に耳だけで聞いて答える問題なので、集中力を高めて聞き取りに臨みたいところです。

【Part3】会話問題(39問)

2人または3人による会話が流れ、設問と解答を読んで最も適切なものを選ぶ問題です。
会話の中で聞いたことと問題用紙に印刷された情報を関連づけて解答する問題もあります。
話し手が暗に示している意図を問う問題も加わるため、個々の発言だけでなく会話全体の流れを把握することが重要になってきます。

【Part4】説明文問題(30問)

アナウンスやナレーションのようなミニトークが流れ、解答を読み最も適切なものを選ぶ問題です。
トークの中で聞いたことと問題用紙に印刷された情報を関連づけて解答する問題もあります。
Part3の会話問題と同様、会話全体の流れを把握するのが重要であるとともに、リスニングの最終パートですので、最後まで集中力を切らさないようにしたいですね。

リーディング

【Part5】短文穴埋め問題(30問)

不完全な文章を完成させるために、最も適切なものを選ぶ問題です。
選択肢は単語1語のものがほとんどですが、中には複数の語句になっている場合もあります。
設問は20語前後の短い文なので、いかに短時間で解けるかがポイントになると思います。

【Part6】長文穴埋め問題(16問)

不完全な文章を完成させるために、最も適切なもの(単語や句または一文)を選ぶ問題です。
選択肢は単語・語句・文からなります。
選択肢に文も含まれるため、空欄の前後だけでなく、文章全体を把握しなければなりません。

【Part7】長文読解問題(54問)

いろいろな文書が印刷されており、設問を読んで最も適切なものを選ぶ問題です。
文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もあります。
書き手が暗に示していることを問う問題などもあるため、このパートでも文書全体を理解する能力が必要になってきます。
また、このパートは全パートの中で最も問題数が多いので、最後まで集中力をキープして解くということも重要です。

最後に

いかがだったでしょうか?
今回はTOEICの概要を知っていただくために、年間の試験日程や当日のスケジュール、さらに出題形式や内容をまとめました。
まずは全体を把握したうえで、より良い対策を取って勉強を進めてください。